「陽輝ー、この子私がしてもいい?」 「そのために連れてきたんだけど?」 「やったぁ! えっと…」 「優希です…崎平 優希。」 「じゃあ優希ちゃんこっちにいらっしゃーい!」 “美紀さん”は俺を店の奥に押した。 奥には美容院みたいな器具がある。 「私前まで美容師だったんだ~」 “美紀さん”は俺を椅子に座らせ、ハサミを取り出した。