「ほ、ほんとに!大丈夫だから!彩香ちゃんを大切にしてあげて!!」 「ことねのお母さんに任されてんの。」 「内緒にしてたらいいよ!」 そうだよ内緒にしてたらばれない。 「もしことねになんかあったら怒られるの俺なんだけど。」 あっ…。そうでした…。 全然翔のこと考えてなかった。 自分が諦めたいからって自分勝手なこと。 「ご、ごめん。」 「ん」 そう言って翔は2階へ上がっていった。