「そ、そっか」 たまたま通りかかっただけ、か。 そうだよね。翔が私のために心配しにくるなんて。 「はやく荷物持って。帰るよ。」 「う、うん」 「迷惑かけないでよ。めんどくさい。」 「ごめんなさい。」 「心配かけないで」 その言葉に胸がギュッとして。 その言葉に胸が高なって。 ドキドキが止まらなかった。