ちらっと上野くんを見ると目が合った。

すると上野くんは私の隣へ座って肩を組んできた。

香水の匂いきついな。

なんか馴れ馴れしいよ。気持ち悪いよ。


「ねえことねちゃん」


「は、はい?」


「2人で今から抜け出してホテル行かない?合コンに来たってことはそういうつもりで来たんでしょ?」


そういうつもり?ってあの大人の人たちがするあれだよね??


え、そんなつもりなかったのに。


そのまま私の太ももを触って顔を近づけてくる。


杏里っ。助けてっ。


なんて思っても杏里は成瀬くんのノリノリで。


腕を引っ張られるまま外へ連れ出された。