次の日、俺はスマホと財布を持って家を出た。


もちろん斉藤と待ち合わせしている場所へ。


近くの公園に10時待ち合わせ。


公園へ行くとすでに斉藤は来てた。


「遅いんだけど」


「うん」


「話って何?」


「別れて欲しい」


「どうなってもいいの?ほんとに」


「いいよ勝手にして」


すると斉藤は涙目になりだした。


「な、んでみんなことねなの。意味わかんない。どこがいいの!あの子の!わけわかんないんだけど!ほんとに翔が好きだったのにまたあの子に取られてっ…。なんでもあの子に取られるんだからっ…。」