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しかしこのままでは他のお客様の迷惑になってしまうし、何より彼らが馬鹿みたいに真剣なのだ。



「どうゆう理由があるのか分かりませんが･･･お客様、下を見てはいけません。前だけを見て1歩踏み出してください。」


客「おっ、お嬢ちゃん！そんな事したらわしは･･･」


「大丈夫です。私の声を信用してください。絶対にお客様は乗れます。」


達也「菓さん･･･」


客「フッ･･･分かったわい。お嬢ちゃんに私のすべてを預ける！！頼んだぞ！」


「ありがとうございます。さぁ、前を見て、私の声に集中してください。

私が、ばん・どう・えい・じと言います。お客様は"じ"で1歩踏み出してください。大丈夫です、ゆで卵の神様がお客様にはついています。」


客「うむ！･･･わしの命は預けたぞ！」


「では･････････。」