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〜鮮魚コーナー〜



「玲さん。すみません、いつものお客様が今日はイカをお願いとのことです。」



玲「わぁ〜妖精さんかと思ったら、菓ちゃんかぁ〜」


「はい。イカを、お願いします」


玲「はいはぁ〜い！すぐ用意するから、ちょっと待っててねぇ？」


「はい。わかりました。」



彼は鮮魚の責任者の玲さん。24歳にして妖精さんを信じている何とも接しにくい方だ。


しかし彼は本当に妖精さんを信じている真っ白な人なのかといつも思う。



玲「はぁ〜い。暴れないでねぇ〜イカさん？苦しみながら死にたいのぉ？？ズダダダダダダダンッ」



笑顔で包丁を振りかざす彼を見ては人間って怖いなと思う。


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無事にお客様にイカを届けた私はもう正直帰りたいと思っていた。



しかしそうとも言ってられず、思い足を引きずりながらレジに戻ると、やはり帰ってしまえばよかったと思った。