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残り2時間。帰りたい。



さっき幸希さんがサービスカウンターまで来て



幸希「菓さん・・・さっきはごめん!あの後目が覚めたら、肩を痛めてたのに治ってたんだ・・・刺激的な味だったけど、すごいよ!!ありがとう!」



にゃはは〜とそれはそれは可愛い笑顔で言われたが、身体に異変を起こさせるチキンってなんだ。



しかし幸希さんが肩をぐるぐる回して本当に痛くない〜とはしゃいでいるので、まぁ害では無かったから良いかと思うようにした。

今一番の問題は、幸希さんが小学生に見えることだけだ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ピーー



グロサリーからの内線だ。仕事関係であることを祈る。



「はい、サービスカウンターです。」


祐也「菓たんっっっ助け・・・ウワァァァァァァーーー!」


「え!?祐也さん!祐也さん!!」



切れてしまった・・・しかし祐也さんにただならぬことが起きているのは明白だ。

グロサリーは商品をトラックから移すために裏口があり、誰でも入ってこれるようになっている。

もしかしたら危険な人が入ってきたのかもしれない・・・。



私は防犯としてチキンのはいったタッパーを持ち、グロサリーに急いだ。