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〜惣菜コーナー〜



「涼さん!なんでしょうか!」


涼「菓さん!実は・・・僕多分洗濯物取り込むの忘れてると思うんです。今日の予報は確か雨でしたよね?気になって仕方ないので、見てきてもらえませんか?」


「・・・・・・・・・・・・」



絶句だ。私情以外のなにものでもない。



涼「菓さん?おーい?」



涼さんは私の顔の前で手を振っているつもりなのだろうか。

それにしては遠すぎる。

2メートルは離れている。

涼さんのパーソナルスペースに不安を感じた。



「あの、それは私情で、仕事ではないですよね?」



そう言うと涼さんは大きな目を開いてボソッと言った。



涼「マザーテレサはやってくれたのに・・・」


マザーテレサあなたは何をしてるんですか!それは救済活動ではないです!!奉任活動です!!



「私は菓です!!マザーテレサではありませんので、涼さんのお願いは聞けません!!失礼します!」



勢いに任せてそのまま戻ってきてしまったが、涼さんのブラックリストに私の名前が加えられたに違いない。



もし私になにかあったら、涼さんの闇と戦ったということを後世に伝えていただきたい。