俺が彼女に会えない理由

死んだ後も悩みを持っている彼女を元気づけたくなる。

「俺たち、一緒にいられる時間が限られてるから、悔いを残したくない。風花がやり残したって未練に思ってること、いっぱいあるだろ?」

風花がうつむき気味だった顔を上げ、俺を見つめてくる。

「うん、ある」

「何がしたいか言ってみろよ」

明日は仕事だが、土日は風花と過ごせる。

俺は手帳を取り出し、風花が次々に口にするリクエストをリストアップして書き付けていく。

「まず、映画行きたいな。それから遊園地にも。あ、私はチケットいらないね。タダで入れるなんて、ラッキー!うーんと、それから」

「なんか、高校生のガキみたいなデートだな」

「だって、私、高校生だもん」