俺が彼女に会えない理由

風花は俺を聞き役にさえならないとでも思ったのだろうか?

だとしたら、俺は、何のために風花のそばにいたのか?

風花にとってどんな存在だったのだろう?

風花をいたわりたいという気持ちと、自分が頼られなかったというむなしさが交差して、密かに、だけれども強く心が痛む。

「しあさって、風花の家に行って両親に会うけど、俺に何かできることがあったら・・・。でも、俺が立ち入る話しじゃないよな」

「ありがと。その気持ちだけで、いいから」

そのとき、急に、あることが頭に浮かんだ。

「小6のとき、自分のアルバムを作ろうって授業でやったとき、生後の頃の写真が無いって言ったよな?そのことと、なんか、関係あるのか?」

「・・・よく覚えてるね」と力なく笑った後で、

「もう、この話しはやめよう。せっかく、再会できたんだもん。もっといろんな話しがしたいな!」