俺が彼女に会えない理由

それは、つまり、どういう意味なのか。
瞬時に理解はできないが、悪い予感がして、鼓動が速まりだす。

握りしめた手の平の中が、いやな感じで汗ばむ。

「私は物心ついたときから、お母さんはB型でお父さんはO型って聞いてきたの」

「風花はB型だよな?」

「うん。私、中三のとき貧血で医者にかかったことがあって、そのときに検査で調べたから、B型ってことは間違いないの。それに、お父さんが献血するのを見たことあって、お父さんがO型だってことも。だとすると、おかしいでしょ?」

少しずつ、だが確実に、心の中でけたたましい暴風が吹き荒れる。

はっと思ついた考えを口にしていいものかどうか、迷った。

口をつぐむ俺を横目に風花は続ける。

「両親が二人ともO型なら、B型の子供が生まれるのってありえないよね。そのときは、びっくりしすぎて、何も言えなかった。それで、翌日、また病院に行って、お母さんとお父さんに、そのことを言ったの。そしたら・・・」