俺が彼女に会えない理由

「何あれ?!」と風花が仰天したように夜空に向かって指さした。

「東京タワー??」

「違うよ、東京スカイツリー。たぶん、2012年だったかな。新しくできたんだよ」

「私が生きてた頃とは、だいぶ世界が変わってそう!」

「かもな。今はメールより、LINEをよく使ってるし」

「LINE?何それ?」

「あとで見せるよ」

「ところでさぁ、冬弥くんって今、彼女いるの・・・?」

夜道を歩きながら、唐突に聞かれ、不意打ちを食らった。