俺が彼女に会えない理由

「そういえばさ、俺にネックレスをくれた?」

「え?ネックレス?」

「そう。シルバーのチェーンで、トップにストーンが付いたやつ」

「・・・・・・」

風花が凍り付いたように、一瞬、息を止めたように見えた。

「・・・そんなの、知らない。なんで?」

「いや、別に。風花が事故に遭ったあと、気づいたら、制服のズボンのポケットに入ってたんだよ。俺のじゃないし、風花がコッソリ入れたのかと思ったんだけど」

「私じゃないよ」

だとしたら、一体、誰が俺のポケットに入れたんだ?
誰が、いつ、どこで、どうしてネックレスを入れたのだろう。

不可解さがつのるばかりだったが、風花がうつむいてしまい、この話題も失敗だったかと困惑しつつ少し反省した。