根拠はないけれど、風花がイタズラ半分で勝手に入れたのだと思った。
俺に内緒でネックレスを渡してくるような人は風花しか思いつかないし、風邪で学校を休む前に最後に会ったのは風花だ。
シルバーのやや長めのチェーンに、銀の枠にはめ込まれたストーンがトップに付いていた。
ストーンは見る角度によって、透明にも白にも銀にも黒にも紺にも見える不思議な色だった。
アンティーク調で、女物にも男物にも見えた。
俺の趣味ではなかったが、もし、風花がくれたものだとしたらと思うと胸が苦しくなり、とりあえず、机の引き出しにしまった。
後日、風花からもらった手紙や誕生日プレゼントの腕時計と一緒に、そのネックレスもまとめて小箱にしまった。
いつしか、その小箱は開けることのできない禁断の箱となった。
高校卒業と同時に実家を出て、これまで何度かの引っ越しのたびに大切に手で持ち運びしたが、28歳になった今でも一度も開けていない。
俺に内緒でネックレスを渡してくるような人は風花しか思いつかないし、風邪で学校を休む前に最後に会ったのは風花だ。
シルバーのやや長めのチェーンに、銀の枠にはめ込まれたストーンがトップに付いていた。
ストーンは見る角度によって、透明にも白にも銀にも黒にも紺にも見える不思議な色だった。
アンティーク調で、女物にも男物にも見えた。
俺の趣味ではなかったが、もし、風花がくれたものだとしたらと思うと胸が苦しくなり、とりあえず、机の引き出しにしまった。
後日、風花からもらった手紙や誕生日プレゼントの腕時計と一緒に、そのネックレスもまとめて小箱にしまった。
いつしか、その小箱は開けることのできない禁断の箱となった。
高校卒業と同時に実家を出て、これまで何度かの引っ越しのたびに大切に手で持ち運びしたが、28歳になった今でも一度も開けていない。
