俺が彼女に会えない理由

「あ、そうそう!伝えるの忘れるとこだった!知っておいてほしいことがあるの」

俺の質問には答えず、完璧に無視した。

「今から、大事なことを話すから、よぉく聞いてね」

俺の目を見据えてくる。俺はうなずいた。

「冬弥くんとこんなふうに会ったり話したりできるのは、この砂時計が終わるまでなの」

そう言うと、風花は制服のブレザーの右ポケットから手の平サイズの砂時計を出した。