俺が彼女に会えない理由

「・・・するわけないだろ」

荒唐無稽な話しにしか聞こえない。
が、とりあえず今は、この奇跡に感謝したい。

「12年も待って待って待ち続けて、やっと会えて、私がどれほど喜んでるかわかる?ずっと冬弥くんに会いたかったんだよ!」

その言葉に感動した。

そして、透明感のある美しい眼差しに心奪われる。

彼女の笑みがじんわりと心にしみてくる。

会いたくてたまらなかったのは俺も同じだ。

どれほど喜んでいるか表現できない。

冷静を保たなければ、狂ってしまいそうなほどうれしい。