俺が彼女に会えない理由

「神様が会いたい人に会わせてくれることになったんだけど、生者に会いたがってる死者は何万人といるから、私の順番が来るまでに何年かかるかわからないって言われたの。だから私は、何年でも待ちますって言ったんだけど」

そこで風花はため息をついた。

「12年もかかった!こんなに、かかるとは思わなかったぁ。12年も待つのは長かったよ。よく待ったもんだと我ながら褒めてあげたいくらい。でしょ?」

いきなり同意を求められたが、どう褒めろと言うのか。まだ、話しの半分も理解できてないというのに。

「やっと私に順番がまわってきて、冬弥くんに会いに来られたの。っていうわけで、これが、私が冬弥くんの前に現れたいきさつと理由。納得した??」