俺が彼女に会えない理由

「そうだね。子供みたいなこと言っちゃった・・・。ごめんなさい」

「いや、俺のほうこそ、きつい言い方をして悪かった」

「生き返っても、また冬弥くんに出会いたい」

「俺もだよ」

風花は涙をぬぐい、パソコンを打ち始めた。

『お父さん、お母さん、一緒に暮らした15年間は幸せでした。
お母さん、自分の命と引き換えに私を生き返らせてくれて、ありがとう。生き返れるという奇跡に、感謝します。
そんなことをさせてしまうのは、ひどく辛いけど、本当の親のもとへ帰りたいです。
私はあと1日、ここにいられるので、冬弥くんのそばにいさせてください。』

「もちろんよ。時間の許す限り、二人で過ごしてね」

『ありがとう』

風花は、ノートパソコンを閉じた。