俺が彼女に会えない理由

連れ去った日から、連日、新聞やテレビで事件が大きく報道されていました。

警察の捜査は、絶対に逃れられないと思っていました。

毎日、罪を後悔し、一分一秒が緊張の連続で、犯した罪の重さに苦しみました。

私は我が子を失う悲しみを知っているのに、どうしてその悲しみを人様にも与えてしまったのかと、自責する日々でした。

けれど、連れ帰ってきた赤ちゃんを愛したのも事実です。

手放すことができなかった。ただの私の身勝手です・・・。

風花を育てながら事件の捜査経過をはらはらしながら観察していました。