俺が彼女に会えない理由

連れ去ったときは、赤ちゃんの月齢がどのくらいか、血液型は何か、考えもしなかった。

家に帰ってから、そういう細かいことを考えたのだけど、月齢は赤ちゃんの成長具合でなんとなくわかって、風花とはほとんど同じくらいだろうと思いました。

でも、血液型はどうにもならなかった。
だから、いずれ、この子に血液型を聞かれたら嘘をつこうと決めました。

深夜、仕事から帰宅した夫に、すべてを話し、この子を風花として育てたいというと、夫は当然ながら反対しました。一緒に自首しようと。

でも、私は夫にすがりつき、必死にお願いしました。

そして、夫と一緒に庭に穴を掘り、風花の遺体を埋めました。

その日から、連れ帰ってきた赤ちゃんを風花として育てました。