俺が彼女に会えない理由

行き当ったデパートの中をふらふら歩いていると、お母さんが赤ちゃんを抱っこしながら、小さな女の子と手をつないで歩いているのが目に留まりました。

その赤ちゃんがちょうど風花と同じくらいの月齢に見えて、あとをつけると、親子はトイレに入って行きました。

お母さんが、赤ちゃんをおむつ台に乗せて、おむつ交換を終わらせたとき、一人でトイレに入って行った女の子がトイレの中で急に泣き出しました。

お母さんは、慌てて、トイレに駆け寄って行った。

私は、おむつ交換台にいる赤ちゃんにそうっと近づいた。

近くでみると、丸々とした女の子で、ますます風花のような気がした。

気が付いたときは、赤ちゃんを抱っこして、私は駅に向かって必死に歩いていました。

結局、家に連れ帰って来てしまったのです。

風花を死なせてしまった罪に加えて、人様の子供を連れ去るという大罪を犯してしまったのです。