俺が彼女に会えない理由

そのため、毎日、神経を張り詰めて、気を遣って、風花を育てました。

けれど、風花が生後5か月のとき、乳幼児突然死症候群で、突然、死んでしまったのです・・・。
気付いたときには、ベビーベッドの中で、固く、冷たくなっていました。

すがりつくように、ネックレスを使って生き返らせようとしたけど、やっぱり、だめでした。

家の中で、ただ一人、なすすべもなく呆然としました。

二度、風花を失った・・・。

なぜ、我が子を失う悲劇を何度も味あわなければならないのかと、運命を恨みました。

気が狂った私は、遺体となった風花をベビーベッドに戻すと、一人で街に出て、あてもなく電車に乗って、さまよいました。

気づいたら、東京駅まで来ていて、新幹線でどこか遠くに行ってしまおうと思ったわ。

それで、意味もなく名古屋で降りて、街中をさまよいました。

駅、通り、公園、デパート、やけに赤ちゃん連れの親子が目に入って仕方なかった。