「だから、冬弥くんは明日まで待ってほしいって言ったんだね。おとといの夜、会いに来たのか?なら、もう時間はないな。風花は明日、消えてしまうんだね」
「そうみたいです。明日の夜10時に。孝仁さんのお母さんが会いに来たときも、96時間くらいで消えてしまったんですか?」
「そうだよ。文字通り、消えてしまったよ」
「そうですか・・・」
心のどこかでは、消えずに残ってくれることを願っていた。
制限時間を過ぎても、風花だけはずっとそばに残ってくれる気がしていたけ。
「風花に会いたいわ」里花さんが言った。それは、静かで、それでいて凛とした声音だった。
「急なお願いで悪いが・・・、今から、冬弥くんの部屋に行ってもかまわないだろうか?風花に会えなくてもいい。でも、風花がいる場所に行きたいんだ。少しでも、風花に近づきたいんだ」
「えっ」
それっきり、言葉が続かなかった。
部屋に来られるのが迷惑というわけではない。
両親に会うことを頑なに拒んでいる風花にとって、部屋に親を連れて行くことが風花にとっていいのか悪いのかわからなかったからだ。
ただ、孝仁さんの気持ちもわかる。親としての気持ちを推し量れば、断ることはできない。
朝、あんなふうにキレた風花だって、実際に親の姿を見れば、きっと・・・。
「そうみたいです。明日の夜10時に。孝仁さんのお母さんが会いに来たときも、96時間くらいで消えてしまったんですか?」
「そうだよ。文字通り、消えてしまったよ」
「そうですか・・・」
心のどこかでは、消えずに残ってくれることを願っていた。
制限時間を過ぎても、風花だけはずっとそばに残ってくれる気がしていたけ。
「風花に会いたいわ」里花さんが言った。それは、静かで、それでいて凛とした声音だった。
「急なお願いで悪いが・・・、今から、冬弥くんの部屋に行ってもかまわないだろうか?風花に会えなくてもいい。でも、風花がいる場所に行きたいんだ。少しでも、風花に近づきたいんだ」
「えっ」
それっきり、言葉が続かなかった。
部屋に来られるのが迷惑というわけではない。
両親に会うことを頑なに拒んでいる風花にとって、部屋に親を連れて行くことが風花にとっていいのか悪いのかわからなかったからだ。
ただ、孝仁さんの気持ちもわかる。親としての気持ちを推し量れば、断ることはできない。
朝、あんなふうにキレた風花だって、実際に親の姿を見れば、きっと・・・。
