俺が彼女に会えない理由

「そういう、運命だから」

「・・・よくわかりませんが」

そう言いながら、頭の中で絡み合った思考の糸を解きほぐす。

「生き返って、記憶が塗り替えられ、新しい世界に生きるとしても、風花は風花で、俺は俺であることに変わりはないんですよね?だとしたら、同じ人生をまた進んで、俺と風花はまた小学校で出会いますよね?」

「普通は、そうなります。でも、理由は言えないんだけど、風花に限っては、そうならないの。風花は、別の街で育って、別の人生を歩むの」

「どういうことか・・・全然わかりません。もっと詳しく説明してもらえませんか?」

「ごめんね、混乱させて。申し訳ないけど、これ以上は言えません。もう、何も聞かないで。お願いだから」

全身で拒絶する里花さんの剣幕に圧倒されて、言葉をのむしかない。

そのとき、急に思いついた考えを思いついたと同時に口にした。

「だったら、生き返らせるのを、待ってください!」