俺が彼女に会えない理由

愕然とした。
この俺が?まさか。一体、何を言い出すのか。

非現実的な話しをすると前置きされ、どんな突拍子もない話しがくるのか心構えをしたつもりだったが、里花さんの話しは想定をはるかに超えていて、驚きに打ちのめされる。

こんな話しを信じろというほうが、どうかしている。
支離滅裂で、ありえない。冗談なら、今すぐ止めてほしい。

「私のこと、頭がおかしいって思ってる?たしかに、そうよね。こんな話し、いきなりされて、わけがわからないわよね。・・・まず、説明するわね」

「おい。言わないほうが・・・」孝仁さんが、制止しようとしたが、里花さんは再び遮った。

もはや、誰も里花さんを止めることはできない。

「このネックレスは、死んだ人を生き返らせることができるの。このネックレスを付けた人が、死者が生き返るよう願うと、その死者は生き返るの。そして、ネックレスは、生き返らせた人から、生き返った人のポケットに渡る」