この「物語」の冒頭はこんな話からはじまる。


あーあ。どいつもこいつも「恋」だの「夢」言いやがって!


みんながみんないい青春過ごしてると思うな!


よく恋愛の話で盛り上がる女の子は多いし、
少女漫画が好きな子も多いんだけれど、


その辺の少女漫画や恋愛小説なんて、
どれも同じ内容にしか見えなんだよな...。


主人公が絶対に男の子と結ばれる結末の物語なんて味気がないと思う。


どっかで玉砕したり浮気が発覚して別れたりしたらそれはそれは愉快な事だろう。


なんて嫌な性格してるんだろうか。


え?こんな事考える女子いないでしょ。って?


はっはー。君らは何も知らないんだな。


自分が何も知らないことを知らないとは...実に愚かで滑稽だなぁ。


無知はいいことではないけれど、悪いわけではないからね。


まぁ理屈はもう飽きただろうし、簡潔に簡単に。




















この理屈的で現実的な少女は実在する。

















「彼女」の名前は________________。

















おっと、この「言い方」じゃあないか。


でも、かっこいいからこのままで。































『音浦 こよみ』


































「私」なのだった。