今日も変わらず隣に快斗がいて仲良く登校。


単なる幼馴染みだったから今こんな関係になっているのはびっくりしたな。


裕翔とはすごくたまに一緒に帰ったり、浮気したらああいう風にキスをするというのしか何も無い。


付き合って二、三ヶ月まではずっと隣にいてくれたし、浮気もしない一途な彼氏だった。


でも、だんだん他の女の子と絡み出して、浮気するようになった。


あたしのメンタルが弱すぎなのかずっとずっと泣いてる。


それなのに、別れられないっていうね...。


あたし、どれだけバカなのよ。


「姫那、今アイツのこと考えてただろ?」


『ご、ごめん。』


「別にいいけど、今は俺がいるんだからなー」


少し笑って快斗は言った。


今はこんな素敵な彼氏がいるんだもん!


いつまでも、裕翔のことばかり考えても何も変わらないし。


『うんっ!』


そう言って笑顔で返事した。


けど、楽しそうな雰囲気をすぐに壊された。


「姫那...。」