予想通りの反応。


そりゃあ、そうだよな。


だって、12年間片想いしても姫那は気付かないくらい鈍感だから。


「姫那から好きだーなんて言われたことなんてないし、俺から言ってもうんとか、ありがとうだったしな。ごめんな、無理に付き合わせて。でも姫那には笑ってほしかったからさ」





『快斗......。』


「辛いこととかあったらすぐいえよ?姫那とどんな関係であろうと守ってやる。」


『快斗、ホントにありがとう。』


長い長い片想いだった。



「好きだよ...。」


『ん?何か言った?』


「何でもー。」


この先ずっと幼馴染みという関係だろうと、姫那を守りたい。


恋人として隣に入れなくても姫那のことは俺が1番見てるから。


泣き顔も笑顔にさせる。


好きな人が幸せそうに笑ってるのならそれだけで充分だ。


明日、明後日、明明後日、
これからも、幼馴染みとして俺は隣にいる。


それは俺自身が誓ったこと。























さよなら、片想い
初めまして、失恋。