恋する相手は浮気カレシ

快斗 side



姫那に呼び出された。


もう、わかっていた。何を話されるのか。


覚悟して俺は病院に向かった。


屋上に行くと姫那の姿があった。


『快斗...。急に呼びだしてごめんねっ!』


「ううん、全然!」


『あのね......。快斗と、別れたいの。あ、もちろん自分勝手だってわかってる、快斗には悪い事したよね、』


何で暗い顔すんだよ。


そんなの。付き合う前から知ってるよ。


「そんな事ねぇよ。言ったろ?姫那が笑顔でいてくれるなら俺はそれでいい。それに、姫那が俺のこと好きじゃないことなんて元から知ってたし。」


『えっ?』