恋する相手は浮気カレシ

俺は椅子に座った。


姫那は見つかったし、ひどい怪我で病院に運ばれていることは真島は知らない。


俺はすぐに真島に電話して病院名を言った。


真島は10分くらいで病院に着いた。


「姫那はっ!?」


びしょ濡れの真島が言った。


「今、手術中だ。」


そう聞いて真島は力が抜けたように椅子に座りこんだ。


あんな強い雨の中姫那のことを探していたから俺達はびしょ濡れのままだ。


そんなことより、姫那のことがすごく心配。


それは真島も同じだろう。


今は勝負なんてどーでもいいくらいに。