恋する相手は浮気カレシ

ピーポーピーポー...





救急車がきた!


救急隊員は姫那を持ち上げた。


「白石さん、意識はありますかっ?」


救急隊員の人はそう言いながら姫那を救急車にのせた。


俺も一緒に救急車に乗った。


ずっと姫那の手を握りしめて...。


階段で倒れてたからもしかして踏み外したのかもしれない。


大量の血だったし...。


ドラマでしか見たことないような光景だった。


要するに姫那はひどい怪我をしたということ。


俺のせいだ。


そう思いながら姫那を見つめていた。


「着きました。1、2、3っ」


姫那はすぐに手術室に運ばれていった。