「姫那っ!?」


『快斗っ...。』


真島快斗(マシマカイト)


あたしの幼馴染みで一番の理解者。


男友達の1人でもある人物。


『もうすぐ、授業始まるよ?』


「...んなの今は関係ない。俺も次の授業サボる。」


『でもっ...。』


「いいから、そんなこと気にしなくて。それより、あんな奴とさっさと別れた方がいいのに。」


そうできたら、苦労なんかしない。


何度浮気されても好きなの。


仕方ないの。


『次はしないと信じてるから。』


「お前、いつまで経ってもアイツは変わらない。もう、姫那がこうして泣いてる姿なんて見たくないから。」


『あり、がと...』