恋する相手は浮気カレシ

俺が選択を間違ったせいだっ。


あいつと2人きりにさせたから。


後悔と苛立ちが募る。


俺は小倉を屋上に呼び出した。


「何...?」


「何?じゃねぇよっ!姫那はどこ行ったんだよ!お前のせいだろっ」


俺は小倉の胸ぐらをつかみながら言った。


「俺だって知りたいくらいだ!」


「姫那に何言ったんだよ!お前、のせいで...っ。姫那はずっと泣き顔しか見せてない。」


泣きそうなのを堪えながら小倉を責めた。



「よりを戻したい。そういった。」


は?何言ってんの?


姫那を傷付けたやつが言うセリフじゃねぇだろ!


「あと、姫那のこと責めてしまった。」