しばらくは学校に行きたくないし、


どこで過ごそう。


お金もそんなに持ってない。


野宿は流石に嫌だ。


テントとか安いの買ってやり過ごそう。


それしかもうないし。


あたしは、安いミニテントとタオルケットを購入して、少し山っぽいところにテントをたてた。


ここらへん人気もないし、大丈夫だよね。


ご飯はおにぎりとかで何とか。


両親は海外だからもう頼る人もいない。


友達だって離れていった。


噂なのか知らないけどもう独りぼっちなんだ。


そう思うとまた涙が出る。


快斗。ごめん、ほんと。


ずっと あいつはやめとけ。姫那がダメになるとか忠告してくれてたのに、あたしはそれを無視した。


自業自得だ。


美波ちゃんもこういう気持ちなのかな。


ぼんやり考えているうちに外は真っ暗になった。


そして、ブーブーと鳴り響くケータイ。


快斗かな...?