突然あたしの名前を呼ばれてビクッとした。


この声は、もしかして、


『裕翔...?』


え、あたしを呼んでるの?


久しぶりに名前を呼ばれて何故かドキドキしてしまった。


もう裕翔にドキドキする必要なんてないのに。


『何?』


冷たく裕翔に言う。


「話したいことがある。」


「今更なに?姫那はもう俺の彼女なんだけど。」


さっきまで楽しそうな雰囲気が今はピリピリしている。


「ちょっとだけ姫那かしてくんね?」


あたしは、ものじゃないしっ!


快斗の言う通りなんで今更あたしに?


意味わかんない。