職員室にわざわざ取りに行かせたのは 解く時間を減らすためじゃなくて みんなと違う小テストをさせるため。 「あー、そうだったか? お前が間違えて俺の机から取ったんだろうな」 よく言うよ。これだ!と言わんばかりに 1枚だけ置いといたくせに。 「卑怯者。家に行かないから」 出て行こうとドアを少し開けたとき 後ろから大きな手が再びドアを閉めた。 「満点じゃなかった。俺の勝ちだ」 後ろから耳元で囁かれ 振り向くことすらできない。