「おう、正解だ、頭いいな相川は」 そして毎度毎度、こうやってみんなの前で 頭を撫でられる。 ずるいとかあたしも頭撫でてとか 周りの女子たちが言うけれど決まって先生は これ、難しいんだぞ?って あの上っ面の笑顔で言う。 あぁ、まただ。 また、撫でられたところが熱い。 「ナナ、自転車のとこ先行ってて」 金曜日の夜はだいたい店が忙しい。 気まぐれ涼は金曜日だけは必ずわたしを 後ろに乗っけて帰る。