激しく、優しく、愛して






0.何秒差で冬二も立ち上がって
声の主の方に振り向く。


「君は…
えっと、鷲尾(わしお)涼くんだっけ?」


「そうっすけど…もう覚えたんすか」


1度全員の名前を呼んだだけで覚えた?
どんな記憶力してるわけ。


「じゃあ気をつけて帰れよ2人とも」


またあの上っ面だけの笑顔で先生は
手をひらひらと振った。



「お前もあんなのがいいわけ?」


「なにが」