「お!やっと見た。返事は俺の目を見てって 言っただろう?」 まるでホストが客に愛想笑いしている笑顔だ。 満足げに彼は再び教卓に戻る。 「じゃあ今からアンケート配るから 記入できた者から帰っていいぞー。 相川、悪いが集めて職員室まで 持ってきてくれるか?」 やっとぐっちにバトンタッチされた途端 ざわざわとうるさくなった教室。 完全になめられている。 でも、こんなこと今に始まったことじゃない。 「うん」 出席番号の1番なんてだいたい 初日はついてない。 なにかしら頼みごとをされる。