お父さんの親友であり元同僚。
お母さんがいなくなったと同じ頃に
おじさんの奥さんは仕事人間の
おじさんに耐えられず家を出た。
ドンドンドン!!!
「ナナ!お前どこ行ってたんだよ!」
階段をすごい勢いで降りてきた彼を置いて。
「涼(りょう)階段は静かに降りろと
いつも言っているだろう」
母親を同じ頃に失ったわたしと涼は寂しさを
埋め合える相手になるんじゃないかと
お父さんとおじさんは考えておじさんは
わたし達を育てるために会社をやめ
BARを開いた。
「ナナ、制服をクリーニングから取ってきて
部屋に置いてあるから」

