「あぁ、遅くなった」 「奈々子様も早くお乗り下さい」 言われるがまま冬二と一緒に後部座席に乗る。 様ってなに?わたしのことも様って言った!? 「あ、あの…」 状況をいまいち理解できていないわたし。 「先日は誤解されるような行動をしてしまい 失礼いたしました。 あの時は仕事中ということでさん付けで 呼ばせていただきました。 名字で呼びますと会長と社長も西条ですので ずっとあの家に仕えてたわたしとしましては ややこしくて…申し訳ありません」