起きた時には彼の姿はなかった。 バルコニーに目をやると 昨日着ていた服が干されていた。 ソファには着替えも用意されていて 値札が付いた下着もあった。 驚いたことに胸のサイズがぴったり。 「ふふ」 自然と笑みがこぼれた。 テレビをつけたり、消したり バルコニーに出て外をぼんやり見ているうちに 彼は夕方、帰ってきた。 「おう、ちゃんと居たか」