激しく、優しく、愛して






冬二の家に着くなりベッドに投げ飛ばされた。

起き上がろうとすれば上から彼は覆い被さる。



顔はまだ少し怒っていた。


「もし嫌と言わずにいいと言っていたら
一生この家から出してやらないでおこうと
思った」


何度も何度も繰り返すキスの中で彼は
冗談を言ってるとは思えない顔で言う。


「こ、こわいよ」


「あぁ、俺はいま怒ってるからな」