「……………はぁ…はぁ…」 呼吸をすることさえ忘れてしまうほど 衝撃的なものがそこにあった。 「な…んで……」 あの保健室にいたわたしと冬二が 抱き合ってる写真だった。 "バレてもいいの?" その文字だけであの心の底から 本気で笑っていた顔を思い出す。 あいつはやっぱり、嫌いだ。