「でもやっぱ、お前はバカだな」



涼の視線の先にわたしも見る。



「日誌持って帰ってくるんだからな」





いつもしんどい時、辛い時に
そばにいてくれたのは


涼?あなただよ。




蝉の鳴く声がなんとなく大きく聞こえた。