激しく、優しく、愛して






あのときからこれを企んでいたのか…


「西条先生におまかせしますよ」


思わずおじさんの方を見てしまった。

まさかそんなことを言うなんて
思ってもなかった。



「待てよ親父!
べつにこいつじゃなくったって」


「涼がみるのか?」


涼がみるのもありえない。
夏休みと言ったら毎日やりたい放題の
涼なのに。


ぐっちは面談で初めて安心した顔をした。


「では、相川さん明日からも
学校に来てください」


あぁ…悪魔が笑う。

今までにないぐらい嬉しそうに
計画通りと言いたげに……