「この18年間、有意義なものだったか……と聞かれたら、そんなはずはない。
まだまだやりたいことも、叶えたい夢もあります。
親孝行なんて一切してこなかった。
むしろ……これからもっと親に苦労をかけてしまう。
でも、幸せだった」
遠くに見えるセンパイの両親が、涙をぬぐっているのが見えた。
「今、生きていることが幸せで……。
自分の存在さえ、いつか忘れてしまうかもしれない。
それでも、生きていられることが幸せだと、今は思える。
両親、友人、先生、色んな人に自分は恵まれたと思う。
まだ10代だから……とか、そんなふうに思わず、みんな一日一日を大切に過ごしてほしい」
