「本日ご列席の皆さまが、これからもご健勝で、ご活躍されますことを心からお祈りし、お礼の言葉といたします。 ありがとうございました。 卒業生代表、瀬戸優也」 センパイの言葉が締めくくられた。 『瀬戸優也』 センパイの声で、センパイの名前を聞く…… こんなことが……こんなにも嬉しい……。 センパイは真っすぐ前を見つめた。 このまま、センパイのもとへ走って行きたい……。 センパイに触れたい……。 こんなにも…… こんなにも好きなのに……。 私はセンパイの姿から、目を離せずにいた。