「__________さん! 柏木さん!ちょっと柏木さん、起きなさい!」 「んーーーー……」 体を思い切り揺すられ、目を覚ます。 「柏木さん、大丈夫!?」 「……あ……大森先生……?」 目の前に身を乗り出すように、大森先生が立っていた。 「急がないと!卒業式始まるわよ」 「卒業式!?」 ガタン! 私は慌てて立ち上がった。